現場で見る、先輩たちの技術の高さ。その域に至るには、どうすれば良いのだろう。エンジニアの道の奥深さに触れた井田くんを支え続けているのは、やはり社内の先輩たち。力は、受け継がれるのです。
自分はとにかく「モノをつくる」こと、それもプログラムではなく実際の機械に触れることに強い興味を抱いていました。機器の取り付けや配線などを行う「制御盤組み立て」という現在の業務は、その希望にぴったりと合致するもの。望んだ仕事ができている!という満足感は大きいですね。
実際に自分で一つの制御盤を組み上げると、当然達成感はありますし、少しずつ自信もついていきます。しかし同時に、改善点もはっきり分かってくるんですよね。先輩方は何十機という制御盤を手掛けながら、まったくミスがありません。先輩方の実力を100とすれば、まだまだ自分は30〜40程度でしょうね。
そもそも制御盤の組み立てとは、1から10まで全てを一人で完結できる仕事ではありません。まだまだ自分では分からない部品の組み方などもありますし、自分が満足のいく出来ではなかった部分に関しては、先輩から具体的なアドバイスもしっかり頂けます。それが成長を支えてくれる力になっているとも感じますね。いずれは自分も「完璧な製品」を作れるよう、自信を蓄積していきたいです。
この仕事で力を磨いていくには、やはり「コミュニケーション」が重要だと感じますね。実は岡本電機に入社したのも、製造部門を見学した時に感じた、現場でのコミュニケーションの良さが決め手でした。社内でも普段関係が薄い部署の方々とはなかなか対話も出来ないのですが、それを補ってくれる重要な存在が「社内イベント」なんですよ。
例えば、毎年会社で参加する尾道みなと祭『ええじゃんSANSA・がり』踊りコンテストに向けては、一ヶ月前からみんなで毎日昼休みに練習に取り組んでいます。そうした場は社内の様々な方と話すチャンス。少しとっつきにくい方かな…なんて考えて話してみると、実はものすごくフレンドリーな方だったりすることも。こうした地方祭への取り組みはもちろん、忘年会や歓迎会などの盛り上がりも、岡本電機の魅力の一つですね。