じっくりと蓄積された技術に裏付けられた、お客様との信頼関係こそ岡本電機の最大の強み。そのバックボーンとなったのは、私たちが磨き上げてきた、３つの「力」です。
当社が段ボール用制御装置に携わったのは1955年。以来私たちは60年以上に亘り、この分野の技術を蓄積してきました。多品種少量生産に対応し、その加工手順や様々な材料への対応、また効率的なスケジューリングの設定まで、非常に複雑なニーズに対応できる「開発力」は、岡本電機の最大の強みとなっています。
当社の製品は全て、お客様ごとにカスタマイズを施したオーダーメイド品。ゆえに開発も流れ作業ではなく、エンジニアが企画段階からアフターサービスまで、一貫して責任を持って製品開発を担当します。その過程では、ソフトやハードなど各部門とのチームプレーが不可欠。全社の「組織力」に基づいた技術が、高品質を支えます。
段ボール製造プラントの寿命は非常に長く、時には数10年に亘ってお客様の元で活躍しています。当社も常に変化する市場ニーズに合わせて、稼働現場に出向いてのメンテナンスや調整・改良を継続的に行っています。この永続的な品質管理のための「メンテナンス力」こそ、当社製品に対する信頼のバックボーンです。
段ボール用生産ラインは、多彩な製造マシンで構成されています。これらをオンラインで一括管理する制御システムが、当社の中核製品。またラインに付随する検査装置や情報処理システムも手がけています。またそれらの制御技術を活用した船舶用エンジン制御装置、新幹線のブレーキ関連製品など、多彩な製品を作り続けています。
本社の倉庫には、明らかに年代物のIC基板、制御装置や機械部品が整然と並べられた一角が存在します。実はこれらは、当社が過去に販売した製品の予備部品や検証設備。現在もユーザ様の工場で稼働を続けるそれら製品が、もし故障した際に「部品がない」という理由でお客様の事業に支障を来すことは決して許されない。それが岡本電機の考え方です。
