数多くの観光地を擁する尾道でも、地元を知り尽くした岡本電機が特にお勧めするスポットをご紹介します。ぜひ実際に訪れてみて、尾道愛に目覚めてください!
尾道の地政学的な大きな特徴は、海と山の間のごく狭い範囲で発展した「箱庭的構造」にあります。平地にはない大きな高低差は迷路のような路地を生み、「坂の街」とも称される独特の都市空間を形成しました。山側から全景を望むと、細かな街並みから青い海、緑の島々がワンフレームに収まり、自然と一体となった地域の暮らしをイメージすることができます。
尾道駅の北側にある小高い山、千光寺山の中腹に位置する千光寺は、尾道市街地と尾道水道を一望できる人気の観光地。街中から千光寺をおよそ3分で結ぶロープウェイは、その愛くるしい外観と風情も含め、尾道を象徴する存在ともなっています。特に春先、日本さくら名所100選に選ばれた千光寺公園を上から眺める景観は、ぜひ一度は見ておきたいものです。
尾道インターチェンジから40分ほどの場所に位置する観光農園、世羅高原農場。ここで毎年開催される「ひまわりまつり」は、6haの丘一面に植えられた110万本のひまわりが、一斉に花開く必見のイベント。どこまでも続く黄色い花のじゅうたんは、まるで異世界の光景です。ちなみに世羅高原農場ではダリア・チューリップなど季節ごとの花も楽しめます。
特に「観光地」というわけではありませんが、一番尾道らしさを感じさせてくれるのがこれ、尾道水道を行き交う渡船の風景。様々な船舶が次々と目の前の海道をゆっくりと横切っていく様子は、まるで「時間を忘れさせてくれる」ような光景。駅前のヤードカフェでエスプレッソ(夏はソフトクリームもgood!)を楽しみつつ眺める尾道水道。まさに至福の瞬間です。